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家のこだわり条件をしっかり整理してからプランを立てよう

ハウスメーカーは何も考えずに依頼しても、それなりの性能を持った住宅が提供されます。しかし、それは必ずしも消費者の希望に添うものではありません。自分が建てたい住宅を完成させるためには、こだわり条件を事前に考えておくことが必要です。家のプランは自由に設計できる場合が多く、こだわる個所としては適切です。

ハウスメーカーに家の建築を依頼した場合は、標準プランが用意されていることもあります。特にローコスト住宅の場合はプランや仕様が決まっています。その場合は無理に変えずに、そのままのもので注文するのが費用を安く抑えるコツとなります。ローコスト住宅で変更を加えた場合は予算が大きく増えることがあるので注意が必要です。

注文住宅においてはプランを自由にできるのが一般的です。住宅の平面を決める要素は様々あり、予算や敷地の法規的な制約があることに注意が必要です。その範囲内でこだわり条件を持つことは好ましいと言えます。住宅は一般的に面積を大きくするほど必要となる予算が増えるので、予算に応じた面積確保が必要です。全体の面積を決めた上で、形を変えることには問題はありません。

プランはこだわり条件を持ちやすいところで、注文住宅の楽しみでもあります。どのような平間取りにするかは自分や家族の要望を元に決める必要がありますが、原則として自由です。住宅は耐震性が必要となり、一定量の壁が必要です。その点を注意して、使いやすい間取りとすることが大切となります。間取りの決め方としては、部屋を大きく取るのか、個室を多くつくるのかの選択はしておく必要があります。

戸建て住宅を標準的な大きさでつくる場合は、動線はさほど気にする必要はありません。戸建て住宅は広くはないので、部屋と部屋が離れていたとしても問題は少ないと言えます。間取りでは家族が集まる居間を充実させる方法があります。居間は落ち着いた空間が必要で、そのための環境づくりが必要となります。窓は南側を広く取り、十分な外からの光を確保することが大切です。

材料やプラン以外のこだわり条件として設備機器があります。住宅の設備機器は重要で、最新なものは性能も充実しています。設備機器を選ぶポイントは交換が容易なことです。設備機器は耐用年数を使い続けることにより壊れてしまいます。その時に交換しやすいことは使いやすい住宅の条件として大切です。さらに、住宅は仕上げ材を自然素材にするなどのこだわり条件が考えられます。

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